三冠王狙いなのか?56本狙いなのか?ヤキモキしたこの数試合。そんな心配を今夜2022年10月3日(月)DeNA戦でヤクルトの村上宗隆内野手(22歳)は再び村神様として降臨。全ての不安を吹き飛ばしたのだ。

日本選手最多記録のシーズン56号本塁打!

7回先頭打者。DeNAの投手は田中健から入江へ。この時点でDeNAは2-7で負けていた。だから、もうここでは敬遠はない。勝負だ。村上は狙っていた。

お待たせしました!初球、ライトスタンドへ見事なホームラン。とうとう出た56号。王貞治さんが55本のホームランを打ったのは1964年のことだ。その王さんの55号に並んだのは、9月13日の巨人戦(神宮球場)のこと。それから56号が出るまでは難産だった。なんと13ゲーム57打席ノーアーチ。おまけに打率も急降下。44打数で5安打しか打てていなかったのだ。ついにスランプか。。。調子を落としたまま、今シーズン最後のゲームを迎えたのだが、やはり村上は村神だった。
おめでとう!村神様。

令和初の三冠王も村神様が手中に!

そして村上は欲張りだった。56号だけでは飽き足らず、最後の最後に三冠王も自分の力で手に入れた。初回こそ一死1,2塁のチャンスにセカンドゴロだったが、3回は同じ一死1,2塁からレフトへのタイムリーヒット。5回の第3打席はファーストゴロ。これで3打数1安打。そして、4打席目は上述の通りホームラン。この記事を書いてるのはまだ試合が終わっていないので5打席目が回ってくるかわからないが、現時点で4打数2安打の.318。2位の中日大島は.314で既に今シーズンを終了している。なので5打席目が回ってきて凡打であろうが村上は首位打者確定している。打点はもはや敵がいない。ダントツで1位。1人だけ130台。2位のDeNA牧が87だから、村上の凄さが際立っている。

打つだけじゃない村神様

ヤクルトにとって村上の功績は打つことだけじゃない。ベンチを見ればわかる。声を誰よりも出して、チームを鼓舞している。ムードメーカーでもあるのだ。若干22歳。全ての面で、野球の神様になった。