2022年セCSファイナルはヤクルトが4勝0敗で阪神タイガースに完勝!

まぁヤクルトは強かった。強過ぎた。
もしくは阪神が弱過ぎたのか。阪神は全く歯が立たず完敗、敗退した。
そこでー
このセ・リーグのCS1stステージ、ファイナルステージを総括しようと自分なりに考えてみた。

1stステージは緊迫した試合展開が3戦とも続いて盛り上がった。どちらが勝つかわからない展開だったので、阪神ファン、横浜ファンのみならず、プロ野球ファンが楽しめた。ある意味、両チームの力は拮抗していたとも言える。

でも、正直、ファイナルステージは力の差があり過ぎて面白くなかった。ヤクルトファンは楽しかったと思うけど。
阪神ファンはエラーの連続に怒り沸騰してると思うし、プロ野球ファンからすれば物足りない試合だったように思う。
で、これはどういうことなのかってことなんだけど。

やはり長きに渡るシーズンの結果に嘘はないってこと。シーズンでダントツに強かったヤクルトはCSでもダントツに強かった。
一方、阪神は頑張ってCS出場権を手にして、横浜も破ってファイナルステージまで上がってきたけど、所詮、シーズンでは勝率5割に届かなかったチームだったわけで。確かに、かつてない下剋上を期待するファンもいたし、私もそうなれば盛り上がるかもなぁと思っていた。

でも、こうしてヤクルトが完勝して日本シリーズの出場権を得た今、変に阪神が勝たなくて良かったと思ってる。
裏返すと、力の差が開き過ぎたCSの対戦は酷というか、無駄というか、面白みに欠けるというのか。

CSを見直すべき時が来たのではないか

ところで、このCS。つまり、クライマックスシリーズは、セ・リーグではいつから導入されてたんだ?
調べ返してみると、2007年(パ・リーグは2004年)なんだね。かれこれ15年になるのか。。。当時はポストシーズンゲームと呼ばれていたんだそう。そうだっけかなぁ。覚えてないや。「クライマックスシリーズ」という名称は公募で決められたんだったねぇ。そんなこと忘れてた。

で、このCSはそれになりに効果もあって、ペナントレースではそれまで優勝がほぼ決まった残りの試合が緊張感のない消化ゲームになりがちだったのだけど、CS制度が出来てから3位まで食い込めばまだ日本シリーズに出れるチャンスがあるということで消化ゲームが減った。もう一つは、シーズン2位以下のチームが日本シリーズ出場を果たすという、いわゆる下剋上と呼ばれる逆転劇にも注目が集まった。

過去の下剋上(セパ合わせて6度)は以下の通り。

  1. 2004年 西武 シーズン2位から (伊東勤監督)
  2. 2005年 ロッテ シーズン2位から (ボビー・バレンタイン監督)
  3. 2007年 中日 シーズン2位から (落合博満監督)
  4. 2010年 ロッテ シーズン3位から (西村徳文監督)
  5. 2014年 阪神 シーズン2位から (和田豊監督)
  6. 2017年 横浜 シーズン3位から (A.ラミレス監督)

特に、2010年と2014年のCSは盛り上がった。
けれども。。。。
シーズン3位が日本シリーズに出れて、1位になったのに出れない。じゃぁ、1位になったのは何だったのか?ってことにもなるわけで。
確かにこの15年の間にルールを変えたところもある。
2007年まで・・・5戦で3勝したチームが優勝
2008年から・・・ファイナルステージは「リーグ優勝チームにアドバンテージ1勝」が与えられ、その上で4勝したチームを優勝。
でもー
もっと条件をつけません?。

2022年のCSファイナルステージを見終えた感想。ひと言で言えばシーズン1位のヤクルトと3位だけど5割未達の阪神とでは力の差があり過ぎた。ちょっと残酷だったように思う。青柳投手とか気の毒だった。こんな大きな一戦で、考えられないエラー。その後もエラー。一方、ヤクルトは村上のヘッスラまで出て、ヤクルト以外の野球ファンからしたら面白くも何ともない試合を見せられることになった(ちょっと言い過ぎだけど、それくらいチーム力も勝利への執念も違いがあるということ)。これだったら阪神の選手はCSなんか出ずに、来年のために身体のクールダウンに努めた方がよっぽど良かったかもしれない。自分が青柳だったら、マルテにグラブ投げつけてるよ。「ふざけんな!」ってね。間違いなく下柳化してたね(下柳さん、ごめんなさい笑)。
脱線しちゃったけど、だから、シーズン3位までに入ればもれなくCS出場じゃなくて、一定の条件をつけるべきだと思う。
そうじゃないと、お金を取れる緊迫したCSにはならないでしょ。

私の個人的な意見だけどCS出場出来る条件は

  1. ペナントレースで3位までに入ること(これが最低条件)
  2. さらにチーム成績は5割以上
  3. 2位チームは1位チームに5ゲーム差以内
  4. そのうえで、3位チームは2位チームに5ゲーム差以内(もしくは1位チームに10ゲーム差以内)

とする。
例えば、2位チームは5割以上で1位チームに4ゲーム差。3位チームも5割以上だけど2位チームに6ゲーム差だったとしよう。
その場合は、3位チームは2位チームとは5ゲーム差以上だけど、1位と10ゲーム差以内だから、CSは1位から3位までのチームで実施。
例えば、2位チームが1位チームと6ゲーム差あった場合はCSなし。
例えば、2位チームは1位チームと4ゲーム差。3位チームは2位チームと7ゲーム差だった場合は1位と2位だけでCSファイナル。

ちなみに、今年の順位

  1. ヤクルト 80勝59敗 勝率.576 ゲーム差ー
  2. DeNA 73勝68敗 勝率.518 ゲーム差 8
  3. 阪神   68勝71敗 勝率.489 ゲーム差 4 首位とは12  

先ほどのkyunの案だと、今年のCSはなかったことになる。2位以下のチームはCS出場の資格を得られる成績ではなかったと。

プロ野球ファンが減らないようにする為には、名勝負と呼ばれるような試合が不可欠。
残念ながら、今年のヤクルトと阪神の試合は名勝負とは言えない内容だったように思う。
それは単純に力の差があったからだ。CSの設定に無理があったと思う。

今年のCSの結果を受けて、そろそろルール改正をするべき時が来たとkyunは思う。