2013年からNPB、MLB 実質9年間で大谷翔平の奪三振は通算1065個
大谷翔平(1994年7月5日生) 岩手県水沢市出身
今や知らない人はいないというほどの、打者としても投手としてもメジャー(ロサンゼルス・エンゼルス所属)で大活躍している二刀流のプロ野球選手。右投げ左打ち。193センチ102キロ。
甲子園での通算成績は、14回を投げ防御率は3.77。16奪三振。野手としては2試合出場して打率.333。1本塁打。
ドラフト前の2012年10月21日に本人はメジャー挑戦を表明。
しかし、同年10月25日、日本ハムはドラフト1位で指名した。
難色を示した大谷翔平に対して、日本ハムが『大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜』と題した30ページにも及ぶ資料を提示したことは有名な話。その熱意に、大谷は同年12月9日、日本ハム入団を表明した。
2014年には11勝、10本塁打で日本プロ野球(NPB)史上初となる「2桁勝利・2桁本塁打」を達成。
ここからは、奪三振に焦点を当ててみたい。
NPBでの奪三振最多記録は2015年の196個。NPB通算奪三振は5年間で624個。
日本ハムでは5年間(2013年〜2017年)在籍。2018年からはMLBエンゼルスへ移籍。
2018年6月8日右肘の内側側副靱帯を損傷し、自身初となる10日間の故障者リストに登録される。その後、9月2日に復帰登板するが、9月5日の試合前にMRI検査の結果、大谷の右肘靱帯に新たな損傷が判明し、医師からは靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を勧められていると発表。10月1日、ロサンゼルス市内の病院でトミー・ジョン手術を行い、成功したと報道された。肘の治療に専念する為、翌2019年は打席には立ったが、マウンドで投げることはなかった。故障についての詳細はここでは割愛する。関心のある人はネット検索で調べてほしい。
それでは、大谷翔平の日本での5年間、そしてメジャー5年間(投手としては実質4年間)の奪三振を振り返ってみよう!私がいつも見ているYouTubeもご紹介します。気に入ったら良いねボタンとチャンネル登録してあげて下さいね。
奪三振数 | NPB | MLB | 通算 |
2013年 | 46 | 46 | |
2014年 | 179 | 225 | |
2015年 | 196 | 421 | |
2016年 | 174 | 595 | |
2017年 | 29 | 624 | |
2018年 | 63 | 687 | |
2019年 | — | 687 | |
2020年 | 3 | 690 | |
2021年 | 156 | 846 | |
2022年 | 219 | 1065 |
2018年 メジャー1年目の記念すべき奪三振1個目から63個目まで
記念すべきメジャー初勝利は2018年4月1日のアスレチックス戦。大谷は2-0でリードの2回に3点本塁打を浴びて逆転を許したものの、エンゼルス打線が5回に再逆転。7回にも加点し、大谷を援護。大谷は、6回を3失点、6三振で勝利投手の権利を得て降板。救援陣がアスレチックス打線の反撃をしのぎ、チームは7-4でアスレチックスを下した。
大谷はメジャー初登板で初勝利を上げた。
それでは、この年、奪った三振63個を次のYouTubeでご覧ください(画質が少し悪いです)。
kyun
ちょっと画質が悪い様ですが。。。
ごめんなさい。なかなか2018年の動画がなくて。
2019年 メジャー2年目 投手としてはリハビリの為、投球機会ゼロ
kyun
前年の2018年10月1日、右肘靱帯のトミー・ジョン手術を受けたので、2019年は打者としての大谷翔平に専念したんですよね。だから投手としては登板機会はゼロでした。
まさに、二刀流だからこそ、できる技ですよね。
2020年 苦しかったメジャー3年目 投手としては2試合だけの出場 奪三振はたったの3個
この年MLBはCOVID-19の影響でシーズン開幕が7月下旬に延期。さらに前年の左膝蓋骨の手術の影響もあって、最終的に打者としては44試合で、打率.190(153打数29安打)、7本塁打、24打点、投手では2試合先発して0勝1敗の成績に終わり大谷翔平にとっては厳しい年となった。
実はこの2020年は、大谷翔平の為のツーウェイプレイヤー(Two-Way Player)という新しいルールがメジャーでは定義されていたのだが、COVID-19の影響に加え右屈曲回内筋群の損傷もあって、大谷はそのルールをあまり生かすことは出来なかった。
kyun
8月2日のアストロズ戦で、この試合最速156km/hの速球が2回途中から140km/h台に落ちてしまって。あきらかに異常事態発生。結局、降板してその後、右屈曲回内筋群の損傷だったということで登板機会なし。この年の奪三振はたったの3個だったんですよね。かなり心配な状況でした。
2021年 メジャー4年目 投手として復活 奪三振は156個
2021年は、大谷にとって前年までの悔しさを晴らす年となる。
4月26日のレンジャーズ戦で、5回9奪三振4失点、3シーズンぶりに勝利投手となり、6月4日、マリナーズ戦で、6回を4安打2失点で2勝目を挙げ勝ち星を積み重ねていく。
結局、この年の最終成績はー
登板23、9勝2敗。防御率3.18。奪三振156。奪三振率10.77
を記録した。
これまでの大谷の野球人生の中でおそらく最高の年だった2021年。MVPに輝いた大谷翔平。46本のホームランに目が行きがちだが、投手としても好成績を収め奪三振数も150を超えた。
kyun
トミー・ジョン手術を2018年10月1日に受けて以来、3年ぶり勝ち投手となるレンジャース戦での投球には感動して胸がキュンとなってしまいました。
その後は、どなたもご存じの通り投打とも大活躍。輝かしいMVP受賞の2021年でしたね。
2022年 メジャー5年目 特に投手として大活躍 奪三振219個
エンゼルスは開幕後、調子良く貯金も最大11に伸ばし、今年はポストシーズンも夢じゃない状態だったが、結局、6月9日に球団ワーストの14連敗を喫してしまう。大谷も6月3日のヤンキース戦まで調子はイマイチ。
しかし、それ以降はもう大谷が投げる時でしか勝てないというチーム状態になっていた。
エンゼルスは今季、73勝89敗でア・リーグ西地区3位に終わり、8年連続でプレーオフ進出を逃した。
しかし、大谷は孤軍奮闘(マイク・トラウトも40本のホームラン打ったけれども・・・)。特に投手としては、特に6月10日のRソックス戦から7月14日のアストロズ戦まで6連勝無双状態になる。その間、32イニング自責点0を続けた。
9月30日アスレチックス戦に先発。初回を三者凡退に抑えた時点で今季の規定投球回に到達しMLB史上初となる投打‟ダブル規定到達”の偉業を達成。近代MLBで初めて投手打者の両方で規定回に達した初めての選手になった。
最終的に28登板。投手としては15勝、防御率2.33、奪三振219でメジャー2位の奪三振率11・9を記録。 防御率2.33はリーグ4位で、コロナ禍で短縮された2020年を除けば1995年野茂英雄(ドジャース)の同2.54を抜き日本選手歴代最高となった。
2022年の投手成績は以下のとおり
- 4/8 アストロズ 4.2回 80球 失点1 0勝1敗
- 4/15 レンジャーズ 3.2回 70球 失点6 0勝2敗
- 4/21 アストロズ 6回 81球 失点0 1勝2敗
- 4/28 ガーディアンズ 5回 86球 失点2 2勝2敗
- 5/6 Rソックス 7回 99球 失点0 3勝2敗
- 5/12 レイズ 6回 92球 失点1 勝敗無関係
- 5/19 レンジャーズ 6回 失点2 勝敗無関係
- 5/27 ブルージェイズ 6回 失点5 3勝3敗
- 6/3 ヤンキース 3.0回 失点4 3勝4敗
- 6/10 Rソックス 7回 100球 失点1(6回より無失点記録が始まる) 4勝4敗
- 6/17 マリナーズ 6回 93球 失点0 5勝4敗
- 6/23 ロイヤルズ 8回 108球 失点0 6勝4敗
- 6/30 Wソックス 5.2回 108球 失点0 7勝4敗
- 7/7 マーリンズ 7回 100球 失点1(エラー絡みのため自責点0) 8勝4敗
- 7/14 アストロズ 6回 105球 失点1 9勝4敗(4回に自責点1)
- 7/23 ブレーブス 6.1回 92球 失点6 9勝5敗
- 7/29 レンジャーズ 6回 98球 失点2 9勝6敗
- 8/4 アスレチックス 5.2回 99球 失点3 9勝7敗
- 8/10 アスレチックス 6回 91球 失点0 10勝7敗
- 8/16 マリナーズ 6回 97球 失点2 勝敗無関係
- 8/22 タイガース 4回 85球 失点3 10勝8敗
- 8/28 ブルージェイズ 7回 109球 失点0 11勝8敗
- 9/4 アストロズ 8回 111球 失点1 勝敗無関係
- 9/11 アストロズ 5回 79球 失点1 12勝8敗
- 9/18 マリナーズ 7回 107球 失点0 13勝8敗
- 9/24 ツインズ 5回 100球 失点2 14勝8敗
- 9/30 アスレチックス 8回 108球 失点0 15勝8敗・・・規定投球回数達成!
- 10/6 アスレチックス 5回 69球 失点1 15勝9敗
kyun
私の大好きなYouTubeチャンネルです。
軽快なミュージックに乗って大谷翔平投手が躍動してる感じが伝わりますね。2022年は新球ツーシームが話題となりましたが、曲がりの大きいス数種類のスライダーでの三振が多かったように思います。
もう一つ、お気に入りのyoutubeチャンネルをご紹介します。
まとめ メジャー通算 投手4年で奪三振441個
いかがでしたか?
大谷選手の2018年から2022年までの5年間、投手としては実質4年間で奪った三振441個をまとめてご覧いただきました。
ダルビッシュ有投手も多彩な変化球を操りますが、大谷翔平投手もスライダー、フォーシーム、スプリット、カットボール、カーブ、シンカーを操ります。
メジャーデビューの頃は100マイルのフォーシームが注目されていましたが、今年はスライダーでの三振が一番多かったんですよね。また、えぐいツーシームも披露しました。
来年は投手としてどんな進化を見せてくれるんでしょうか?
楽しみが尽きませんね。
kyunの
★きょうの選球眼ならぬ選キュン眼★
大谷翔平投手が三振を奪って雄叫びをあげる時、私はいつもキュンとします。